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モロッコ7日目:寒さ×雨のフェズ

20101130_harry


寒い・・・
バスの中は、ほどほどの込み具合なので、隣の席には誰もいなかったけれど・・・
そういう意味では快適なのだけれど・・・
なによりも、さ、さむい・・・。

季節は冬。
ええ、冬です。
なのでエアコンを切ったところで車内が暑くなる事は全くなくて、むしろちょうどいいと思うのに、なぜかクーラーをハイマックスでかけている模様。
うう、寒いよぅ。
マラケシュに戻る予定はもうないので、当然友人が貸してくれたダウンもない。
私は、自分で持ってきた薄っぺらいダウン一枚で耐えたけれど、本当に風邪ひくんじゃないかというくらい、泣きたいくらい寒かった。
これが4時間とかの移動ならいいけれど、10時間。本当に地獄のようなバス移動でした。
CTMバス、、公共のバスだから確かにきれいかもしれないけれど、この寒さはもう勘弁だなぁと思うのでした。

そしてフェズに朝の9時に着いた。
なんと、雨・・・。
寒くて凍えそうだった私に、とどめの一撃となるには十分だった。
傘は当然持ってきていない。けれど、100円ショップで購入した安物のレインコートがあったので、とりあえず取り出した。

さて、どうするかな・・・。
当然ホテルの予約などしているわけがなく、今の私は全くのフリーだ。予定も、所在も、知りあいもいない。
フリーであるという事は、言葉のとおり何もかもを自分で決められるし、誰にも制限を受けない自由ではあるけれども、一方で心細いことでもある。
信じられるのは自分とこのガイドブックだけ。

その唯一の師匠であるガイドブックで、まずは現在位置をチェックする。
ざっくり説明すると、フェズは世界一の迷宮都市と言われる旧市街(メディナ)と、新市街、さらには新新市街の3つで構成されており、とにかく、ひろい。
必要なものがぎゅっと狭い範囲に集まっていたマラケシュとは反対に、あらゆるところに散らばっているのがフェズと表現しても間違いではないように思う。
自分の現在地は、新市街。見どころが多い旧市街でできれば宿をとりたいけれど、そこまでは4kmくらいある。
CTMのバスターミナルは新市街と旧市街に二つあるのだけれど、旧市街ではなくて、新市街の方に到着するなんてついてない。

そして、もしこのまま宿を決めてチェックインしたとしても、今日何ができるだろうと考える。
この雨じゃ、観光はできない。
風邪気味だからホテルでゆっくりと体調を整えるべきだったのかもしれないけれど、今の私にはものすごく無駄な時間に思えた。

よし、出よう。

私は、さっきフェズに到着したにも関わらず、もうフェズを出る決断をしていた。
他にも行きたい町はたくさんある。こんなことならマラケシュにもう1拍してエッサウィラに行きたかったなどと後悔するけれど、仕方ない。
シャウエンに行こうか。シャウエンは町中が青で塗られていて、とてもロマンチックな街だという。モロッコについて語る人に口々にお勧めされた。
けれど、シャウエンはフェズよりもさらに北上する上に、バスで3時間の距離。つまり、さらに寒くなる上に雨が降っている可能性が高いと思った。
そんなんじゃ意味がない。

私はCTMバス乗り場の中を徘徊した。
バスの時刻表を見るためだ。
私が探していたのは「メルズーガ行き」
そう、ツアーで行ってきたばかりにも関わらず、再び砂漠へ行く道を選んでいた。

photo by mamiya2
JUGEMテーマ:旅行

 

けれどメルズーガ方面へ向かうCTMバスの出発は夜だった。今は朝の10時。12時間以上もこの雨の中どうすればいいというの?

そうこう考えあぐねていると、旅行エージェンシーだと名乗る男性が声をかけてきた。途方に暮れた私は彼に聞かれるがままにメルズーガに行きたいことを伝えると、当然のごとく法外な値段を言われる。マラケシュ発のツアーは全て込みで1万円だったのに、彼はツアーで3000DHと言われた。つまり3万円。マラケシュうからもフェズからも、メルズーガへの距離はそう変わらないはずなのに、ありえなさすぎる。それは高いというと「交通費だけでもそれくらいかかるんだ、じゃあタクシードライバーに相場を聞いてみるといい」と言われ、促されるまま近くにいる長距離用のタクシードライバー聞いてみると、彼はちょっと悩んだ挙句、やはり同じ値段を言ってきた。この人は悪い人ではない気がしたので、実際タクシーをチャーターすればそのくらいするんだろう。けれど複数の観光客をまとめていくツアーだったらもっと安いはずだ。そうこうしていると、今度は別の男性が現れ、他にいいツアーがあると言ってくる。そこへさっきの男性が現れ口論になる。おそらく「俺の客をとるな」といったところだろう。あぁ、めんどうくさい。

 

結局私は、別の交通手段を探すことにした。

電車はない。CTMバス、長距離タクシーがダメなら、民営バスだ。

もしくは旅行会社を探してツアーを探す。

いずれにせよ、この新市街にはそういった類のものはなさそうだった。

 

さらに最悪なことに、モロッコは複数のバス会社があるのだけれど、オフィスが点在しているという点。

本来なら、民営だろうが国営だろうが、1か所に集まっている国が多いのだけれど、ここは違う。

ガイドブックを調べてみると、なんと旧市街にあるのだ!!やれやれ、結局私は旧市街へ向かわなくてはいけないらしい。

そして、民営バスのオフィスに行ったところで、メルズーガ行きのバスが今すぐ出ているかもわからない。

わざわざ足を運ばなくてもその情報がここにあればいいのだけれど、残念ながらガイドブックにも掲載されてなかったし、私はそれを訪ねるだけの語学力を持っていなかった。

語学力がないバックパッカーの宿命ともいえるのは、それを足と根性でカバーするしかないということ。

そもそもさっきの男性に聞いたところで、嘘を言われるのは目に見えていたのだから。

 

私は、ガイドブックに載っている民営バスへ向かうことにした。歩いて。

スーツケースは雨の中邪魔なので、外国人向け料金の10倍の価格で荷物を預ける。

そしてレインコートを着て、歩きだした。けれどバックパックの上にかぶせるように着ているので、どうしても前が空いてしまう。

結局、濡れてしまう。それでも行くしかない。

 

歩きながら気づく。

想像したよりも、体調が悪いみたいだ。

風邪のような症状がどんどん色濃くなってくる。

あぁ、そういえばおなかがすいた。

どこかで食事にしようと思うと、どのお店も窓がなく、とても寒そうだ。

こんなところでじっとしていたら死んでしまう。

そう思っているとマクドナルドが目に入った。

私はすがる思いでそこに入る。

 

そして値段を見て驚くのだけれど、どうやらモロッコではマクドナルドは高級品らしい。

とにかく高い。48DH。普通の食堂の45倍はする。私ですらびっくりした。

けれども客層は豊かな人ばかりだったので、私はそこで一休みすることにした。けれどやっぱり寒い。

 

私はあまりの心細さから、思わず携帯メールで日本にいる友人に連絡をとっていた。

時差はあるから当然レスは遅いだろう。けれどもそうせざるを得ないほどの心細さを感じていた。

正直言って、どうしたらいいか途方に暮れた。寒さはこんなにも人からエネルギーを奪うのかと思った。

 

こんな事をしてても雨はやむ気配はない。行くしかない。

私はあと2kmはあるだろう距離を頑張って歩くことにした。

とにかく歩いた。そして、メディナの入口に到着した。

けれど、民営バスを探さなければならない。

あともう一歩。けれど世界一の迷宮といわれているだけあって、どこへ行けばいいのかわからない。

人に聞くも、英語が話せる人はいない。

私は道にも迷い、雨にもぬれ、咳が出て、どうしたらいいかわからなくなってきた。

宿をとるにも、荷物はCTMバスに置いてある。

 

そんなときに出会ったのが、ハリーだった。

 

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