今日の一枚 part

My style,My life 〜心に響く写真を、心に残る何かを。

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

photo by スポンサードリンク

空に溶けゆく朝の月

20050717_sunset



紺碧の空に浮かぶ白くまぶしい月は、
徐々に空に溶けゆき、ついには朝日に全てを拭い去られた。

空気は静かで、そこには私しかいなくて、
朝へと衣を変えていく空だけがあった。

私の心は無になった。

無は、私を救った。





JUGEMテーマ:写真
photo by mamiya2
クレジットカードがとめられた。
どうやら、残高が足りなかったらしい。

最近、個展やらカメラやら旅行やらで、ついにすっからかんの状態になった私。
「学生みたいっすねぇ〜」
会社の新人クンにそう言われて、思わず、笑った。

限りある中で、どうにかこうにかやりくりするのは嫌いじゃない。
それをゲーム感覚にして楽しむ余裕さえある。
それは、本当にゼロじゃないからだ。

大学生の頃を振り返る。
学費を稼ぐために明け方まで働いた私は、疲れた体を抱えて、
ここまでして何の意味があるのかと、何度も何度も自分に問いかけた。

けれどいつだって答えはひとつ。
今を嘆いても仕方がない。
私は私に与えられた環境の中で、私がベストだと思う道を進むしかないのだ。
自暴自棄になって落ちていく弱い人間にはならない。みじめな生き方はしない。
どんな苦労をしたって、どんなに普通の同級生と違う生活をしていたって、
私は私が考えイメージしたレールの上から、はずれないよう、軌道修正しながら進むしかないのだ。

とはいえそれでも不安はつきまとう。
いったい、そのレールの先には何があるんだろう?

いま経験している小さな社会でさえ、そこは汚い大人たちがいるとても過酷な場所だった。
だったらこの先に待ち受けている社会とは、どれほど辛く厳しいところなんだろうか。
大学生という肩書きはもう私を守ってくれなくて、社会人として世の中に泳ぎだせるんだろうか。

疲労しきった脳のせいなのか、決まって明け方の帰り道で、思考回路はぐるぐると迷路にはまりだす。
だからというわけではないけれど、帰りがけに、自宅の近くにあるスーパー銭湯のようなところに通うのが小さな楽しみになっていた。

当然客はまばらで、その中にある小さな露天風呂に直行して、貸しきり状態でひとり湯に浸かりながら空を見上げた。
濃紺の中に浮かぶ白くまぶしい月は、徐々に空と同化し、ついには全てを消し去るように輝く朝日が到来する。

空気は静かで、そこには私しかいなくて、朝へと衣を変えていく空だけがあった。
私の心は無になった。

考えるのはやめよう。
今は、進むしかないのだから。

それを見届けて、朝日を浴びながら歩いて家へ帰る。
そして、昼過ぎまでぐっすり寝た。
<< 病は気から。 | main | 浮き彫り >>

スポンサーサイト

photo by スポンサードリンク









blog information

>> Latest Photos
>> Recent Comments
>> Links

このページの先頭へ

無料アクセス解析